【ルールを守ってワンちゃんとの旅行をエンジョイしましょう!】
やって参りました。お盆休み!
お父さん、お母さんにとってもウキウキ、ワクワク、ハラハラの幕開けですね。
これまでも何度かご紹介してきましたワンちゃん連れの旅のおさらいです。
「ルールとマナーをしっかり守って快適な旅に♪」
宿泊施設の中には、ペット連れでないお客様がいらっしゃる場合もあります。
ペットを見かけた他のお客様が驚き思わぬトラブルおこさないように、
相手も私もワンちゃんも気持ちよく過ごせるようしっかりとルールを守りましょう。
・旅行前にトリミング・お風呂を済ませておく。(周囲への臭い対策)
・クーラーをかけていたとしても、絶対に車内にペットを置きざりにしない。
・駐車場から部屋まで(パブリックスペース)はリードをしっかりつなぐ、またはゲージに入れる。
・ペットが部屋に馴染むまでは「マナーベルト」をつけておく。または「おしっこシート」を持参する。
・一緒にお風呂に入らない( ペット専用水場が完備されていることもあります。シャワーを借りる際は一言フロントに声をかけて了承を得ましょう)
・宿泊施設では、一緒の布団やベッドで寝ない。
・吠え声をさせない対策グッズを持っていく。(心配ならフロントを通し左右のお客様に声をかける)
・パブリックスペースでの食事の際、テーブルに顔・手・体を触れさせない。
普段何気なくやっているお家での習慣も、うっかりすると公共マナーと違っている事はありませんか?
ペット可のホテルやペンションのオーナー様やそこに集うお客様もペットに親しむ愛好家さんが多いはず。
一般のお客様より、ペット連れのお客様の方がマナーが良く、気持ち良く過ごしていただいたなと思ってもらえるようなマナーを心がけましょう。
そして、何か粗相をしてしまった際には、最善を尽くして対処し謝りの言葉をかけることで、お互い気持ちよく過ごしましょう。
2015年の夏!家族の良い思い出の夏となりますよう、皆様エンジョイしてくださいね!
【夏に犬を留守番させる時に気を付けることは?】
犬には夏の暑さはとても危険です。
気づかないうちに熱中症になり、命を落としてしまうこともあります。
夏の室内は、昼間には40℃を越すことも少なくありません!
夏は、目の届かない留守番中は特に気を付けてあげなければいけませんよ!
犬は暑さに弱く、熱中症になる危険性が高いです。
比較的暑さに強い猫はともかく、犬は「気温22℃・湿度60%」以上で、熱中症の危険性が出てくるとも言われています。
急激な体温の上昇で、ハァハァ…というあえぎ呼吸(パンティング)、よだれ(流涎)といった症状が現れ、ひどい場合には呼吸困難や吐血、血便などを起こし、命に関わることもあります。
熱中症になりやすい理由は、わんちゃんの汗腺は足の裏と耳の付け根の2ヶ所しかないので、体の熱を蒸散しにくいからです。
またわんちゃんは四つ脚なので、胸からお腹にかけて空気がこもりやすいです。
特に大型犬の長毛種ではなかなか空気が抜けにくく、構造上とても換気が悪いのです!
気温や湿度が高いと肺に熱がこもってしまい調節が難しくなります。
高温多湿の環境はもちろん、高温と多湿、どちらか一方でも極端に高ければ熱中症にかかってしまうんです!
ちなみに、犬が快適に過ごせるのは室温25℃前後、湿度50%前後だそうです。
夏の時期にわんちゃんをお留守番させる時は、注意してくださいね!!
【突然の雷!怖がるワンちゃんの注意点と対処法】
もくもくとした入道雲に突然の夕立。
真夏の陽射しと気温を一気に和らげてくれる日本の夏の風物詩ですよね。
でもワンちゃんにとって、突然の雷は恐怖の塊でしかありません。
ワンちゃんが大きな音や雷に敏感になるのは、光や音に対する恐怖の他に、
幼少の頃の何かしらのトラウマだったり、気圧の変化、静電気説や、
5歳くらいになってから発症する子など様々です。
雷に対するパニックの症状としては息づかいが荒くなる、
よだれを大量にたらす、体の震えがとまらない
お漏らしをする、ソワソワして家の中を動き回り落ち着かない
嘔吐をする、お風呂場に逃げ込む
狭く暗い場所に隠れる、破壊的衝動をとる
などがあります。
お風呂場に逃げ込むのは、お漏らしに対する本能的な処理の他に
雷雲から発生する静電気に恐怖を示し、体に溜まった電気を放出しようと
水周りの場所に逃げ込むのではないかという説があるようです。
お風呂場に逃げ込んだ場合、万が一浴槽の蓋が閉じてあっても
パニックに陥っている犬の衝撃と自重などで蓋が落ちて浴槽に落ちることも考えられます。
FRPの浴槽はつるつるしていてワンちゃんは登ることができません。
最悪の場合溺れてしまうか、低体温症の危険がありますので
この時期のお出かけのさいには浴槽は空にしておくようにしましょう。
ワンちゃんの恐怖心を取り除く方法として、雷のCDを聴いて慣らせるショック療法もあるようですが、
一旦恐怖を覚えてしまったワンちゃんにはオススメいたしません。
飼い主さんが守ってくれる安心感で心を落ち着かせてあげるのが一番ですが、
お留守番をさせているワンちゃんには飼い主さんの匂いや自分の匂いがあり
少し身を隠せるような場所を作っておいてあげるようにしましょう。
ガムなど、日頃からストレスを発散させやすいアイテムやおもちゃでの遊び方を一つ用意しておくのもいいですね。
そして雷のせいでお部屋を汚してしまったり、散らかしてしまっていても
まずは叱らず、一人でお留守番できた事を褒め、飼い主さんが帰ってきてくれたことで安心させてあげましょう。
過ぎてしまえば、ケロっとしているワンちゃんが多いもの。
もしどうしても毎回ぐったりして食欲もなくなってしまうようならば、
最近では安定剤的なお薬の処方もしてくれるようですので、獣医さんに相談してみましょう。
【ペットホテルの選び方】
ペットホテルを選ぶ時にはどんなところに気をつけたらいいのでしょうか。
ペットホテルは数多くありますが、ホテル(預かり)のみで経営しているところ、
動物病院やペットショップ、ドッグサロンなどに併設されているペットホテルの他、
空港や一般のホテルに併設されているケースもあります。
そのサービス内容は主に以下のようなもの
■ホテル内が清潔に保たれているか(事前見学可能な所があります)
多くの犬が出入りする場所です。病気感染の予防に気配りをしているのは当然のこと。
特に寝場所となるケージやサークル、個室などのチェックは忘れずに。
■スタッフの対応はどうか
犬や飼い主さんに対する態度はもちろんのこと、その子の性格や普段の生活の様子、
食事内容、散歩のさせ方、健康度などについて、ちゃんと詳しく話を聞いてくれるかどうか。
ドックトレーナーや医師免許を持つスタッフがいるところを選べば安心です。
■他の宿泊犬とどう接触させているのか
当日の宿泊犬の数など、状況によっては預けたその子だけを対象とした世話をしてもらえることもありますが、
散歩は他の犬達と一緒だったり、ドッグランやフリーエリアを設けているところでは
他の犬達と一緒に遊ばせてくれることもあります。
どのような気配り、管理をしているのか聞いてみましょう。
■料金設定が明確か
宿泊料金の他に超過料金などが組まれていることがありますので、料金はしっかり確認を。
■緊急時の対応は
預けている間に体調が悪くなったりすることもあります。
そのような緊急時の場合は、どう対応してくれるのかチェックしておきましょう。
■動物取扱業の登録がなされているか
改正「動物の愛護及び管理に関する法律」により、動物取扱業としての登録と動物取扱責任者の配置が義務付けられています。
その登録証が掲示されてあるかどうかも重要なポイント。
ペットホテルと動物病院が一緒になっていると安心ですね。
【ワンちゃんとの初めての挨拶で気をつけること〜その2】
前回に続き、今日は飼い主さん側の、愛犬が初対面の人と接するときの注意点と躾についてご紹介します。
初対面の人に、ワンちゃんが突然飛び掛かることがあります。
ワンちゃんが何故人に飛びかかるか、皆さんご存知ですか?
それは、目線を人と合わせたいため、なんです。
犬は上位の犬に対して親愛の情を表す際に、相手の口元を舐めて挨拶をする動物です。(これは狼の名残)
加えて、子犬が母犬に食べ物をねだる時の仕草も口元を舐める行為で表現します。
ワンちゃんが人の顔を舐めるという行為は、相手に対する敬意と、安心・信頼・甘え、かまって欲しいという気持ちの表れなんですね。
しかし、喜びと興奮が爆発してしまうと、全身を使って喜びを表現しようと人の顔や体を目がけて猪突猛進してしまうことがあります。
初対面の人にワンちゃんを会わせるときは、飛びつかせて怪我をさせないように、なるべくリードはつけたままにし、十分な時間をかけて、ゆっくり近づいていくようにしてください。
≪子犬の時からの、躾が重要≫
子犬の時は飛びつくような全身を使った愛情表現も可愛いものですが、ワンちゃんは自分の体が大きくなり力も強くなっている事を自覚できません。心はいつまでも子犬の時のままなのです。
そのため、子犬の時に全身を使ったじゃれ合う行為を容認してしまうと、じゃれれば人が可愛がってくれるんだと理解し、成犬になってからも同じ行動を取ってしまうのです。
そこで、人に対してジャンプをしたり、人が床に寝ころんだ状態で羽交い絞めされながら顔を舐める行為を取った際には、相手にせずその場を離れ必ず無視をしてください。
Point:目線を合わせない、顔を背ける、背中を向ける
心を鬼にして、ここは毅然とした態度で接しましょう。
「ご主人は飛びつこうとすると嫌がって相手をしてくれないんだ。」と徹底的に理解させます。
ワンちゃんが飛びつくのを止め、おとなしくなったら、目を合わせ、両手を広げておいでと迎えてあげるか、こちらから触ってあげましょう。
そしてまた嬉しくなって飛びかかろうとしたら、またそっぽを向くなり、席を立つなり相手をしないでください。
しばらくこの行為を徹底して繰り返し覚えさせます。
またこのとき、大きな声で注意したり叫んだりすると、
大きな声を出している=興奮している=喜んでくれている
と勘違いして歯止めがききません。
躾で使用している「ダメ!」や「NO!」や「痛い!」といった短い言葉も一回だけにしましょう。
静かにそっけなく知らんぷりするのが、ワンちゃんにとっては一番いい方法です。
とはいっても、子犬はじゃれあいやスキンシップで愛情を満たします。
どうしてもじゃれあいが好きな子には、ワンちゃんが下位の姿勢であるお腹を上に向けた犬でいう降参のポーズや、伏せの姿勢をした時に、全身をぐしゃぐしゃに撫でまわすように触って可愛がってあげましょう。
飼い主さんが会って嬉しい人は、ワンちゃんにとっても会えて嬉しい人。
喜びの表現方法をきちんと教えて、素敵な出会いの夏にしてあげたいですね。
【ワンちゃんとの初めての挨拶で気をつけること】
お友達や親戚との再会が多くなる夏の季節。
今年に入ってワンちゃんを家族に迎えられた方もいらっしゃると思いますので、初対面のわんちゃんとの接し方についてご紹介します。
《ご挨拶の仕方:利き手の甲を犬の目線より下、首の位置からそっと近づけて自分の臭いを嗅がせる》
ワンちゃんは群れ意識がとても強い動物です。
自分のご主人である飼い主さんにとって初対面の貴方がどんな存在であるのか、ご主人や家族を守るために警戒し様子を伺っています。
飼い主さんがとても和やかな表情で貴方とお話ししていればワンちゃんの警戒心も軽くなりますが、逆に嫉妬してしまうこともあります。
貴方がワンちゃんや飼い主さんに対して敵意がないことを理解してもらうために、
降参している心構えで目線より下の位置からそっと手を差し出し
まず貴方の臭いを嗅いで認識してもらいましょう。
この時、口周りやお尻の臭いを嗅ぎにくる子もいますので、その時はじっと静かに待って嗅いでもらいましょう。
くすぐったくて飛び上がったり俊敏な動きをしてしまうと、攻撃されたと認識して吠えたり引っ掻いたり最悪の場合噛んでしまう事もありますので十分注意してください。
特に小さなお子様の突発的な動きは攻撃されたと誤解されがちですので、大人が子供を抱きしめた状態で近づくようにしてください。
ワンちゃんとの挨拶マナーもしっかりマスターして仲良く接してくださいね。
【夏のレジャー時要注意!ワンちゃんに与えてはいけない食べ物】
今週末からお子様にとっては待ちに待った夏休み!
遠方からお孫さんやご友人等が遊びに来てくれたりするのが夏の楽しみの一つでもありますよね。
本日は犬に与えてはいけない食べ物についてお伝えします。
<与えてはいけない食べ物一覧>
・イカ、タコ(スルメ)
・ネギ類(長ネギ、玉ねぎ、ニンニク)
・レーズン(中毒症状により死に至ことも)
・きのこ(椎茸は消化が悪いです)
・牛乳(ペット用ミルクにしましょう)
・カカオ類(チョコレート、ココア)
・ピーナッツ(消化が悪く結石の元になる)
・BBQソース、焼肉のたれ等
遊びにいらしたお子さんが、嫌いな物を残すと大人に怒られるので自分のごはんをこっそりワンちゃんにあげてしまう、というトラブルがよくあります。
また、野外でバーベキューを楽しまれる機会も多いと思いますが、人間の嗜好品は塩分糖分が高く、ニンニクパウダーやオニオンパウダーなどが含まれています。
みんなが楽しそうに美味しく食べている姿をみて、ワンちゃんもいい匂いに興味深々です。
与えるのはもちろん、拾い喰いにも十分にご注意ください。
せっかくの楽しい夏休み。
ワンちゃんやご家族、ご友人と良い思い出を沢山紡いでくださいね。